椎骨動脈解離
- kinnikucamp
- 2022年8月4日
- 読了時間: 3分
つい先日、あるお笑い芸人の方が、首の痛みを訴え、検査の結果「右椎骨動脈解離」と診断されました。
「動脈解離」とは、血管の内膜が裂けた状態で、血液が内膜と中膜、さらには中膜と外膜の間に流れ込むことを言います。
なぜこのようなことが起こるのか、はっきりとした理由は未だに解明されていませんが、考えられる様々な原因の一つに、「整体」だとされています。
過去に、「赤ちゃんの免疫力アップ」という名目で、NPO法人の女性整体師から施術を受けた男児が死亡した、というニュースがありました。
これにより厚生労働省は、しっかりした医療機関で治療を受けることを強く勧めています。
では、「整体」とは本当に危険なのでしょうか!?
その答えは、「非常に安全だが100%ではない」です。
しかしこれは、整体に限ったことではなく、どの医療においても医療事故は起きます。
今なお大騒ぎしているウイルス騒動を見れば、一目瞭然です。
ワクチンによって、どれほど多くの方が後遺症で苦しみ、どれほど多くの方が亡くなったか!
日本国民は、その事実を知ってか知らずか、あまり重要視していないように見えますが、それは何故でしょうか? メディアもそのことには全くと言っていいほど触れません!
整体による事故で、よく言われるのが「椎骨脳底動脈解離」です。最悪の場合、脳梗塞を引き起こすとも言われています。
では、整体によって起こるとされる脳梗塞との関連性を、過去に行われた実際の統計を元に考えてみましょう。
2001年に発表されたカナダの論文では、1988年から1997年の10年間に行われた首の矯正によって脳梗塞になる確率は、585万分の1だったそうです。
それに対し、アメリカの2000年のレポートによると、病院の医療事故により10万人前後の「防ぐことが出来た死」が起きたそうです。
それに加え、毎年150万人もの人が薬による副作用に苦しんでるそうです。
整体以外の治療によって引き起こされる重篤な後遺症、死亡の確率は、以下の通りです。
首の手術が原因による重篤な後遺症及び死亡の確率 100万分の500
背骨の手術が原因による死亡の確率 100万分の1800
モルヒネ鎮痛薬による死亡の確率 100万分の54
アスピリンによる死亡の確率 100万分の25
この数字を見れば、手術や薬による治療が、整体より遥かに危険だということがお分かり頂けると思います。
しかも我々治療家は、痛みなどの症状だけを無かったことにする様な対処療法ではなく、根本原因にアプローチする為、後遺症に苦しむ、などということは殆どありません。
しかし、どんなに優れた治療家も、全ての症状に対応出来る訳ではありません。
我々の施術範囲外の重篤な病状だと判断した場合は、しかるべき医療施設に紹介することもあります。
そのような適切な判断が出来るかどうかも、我々治療家の重要な役割だと考えています。
どんなに優れた治療技術を持っていても、それが最終形態ではありません。
今出来ることは更に磨きをかけ、今出来ないことは、いつか出来るようになる為に毎日勉強し研究しています。
出来ないことを出来ないままにしておくつもりはありません!
きたが和接骨院は、今も進化しています!
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