平均寿命?健康寿命?
- kinnikucamp
- 2022年7月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月14日
平均寿命という言葉は、随分前からよく耳にしますが、ここ数年、健康寿命という言葉をよく耳にするようになりました。
ではまず、平均寿命、ですが、皆さんは、平均寿命って何だかご存じですか?
一年間で亡くなられた方の平均の年齢💦・・・!ではありません!
実は、生まれたばかりの0歳児が、あと何年生きられるか、という期待値、つまり平均寿命とは「平均余命」のことを言います。これは、厚生労働省のHPにも記載されています。
最近では、その計算式が非常に複雑であること、言葉の意味が曖昧であること、計算方法が国によって違うことなどの理由により、かえって混乱を招くということで、平均寿命を出さなくなった国が増えています。
こういった数字を気に過ぎるのが、良くも悪くも日本人の特徴だと言えます。
因みに私自身は、全くと言っていいほど気にしていません。
ここで、新たに出てきたのが「健康寿命」です。
何となく響きのいい言葉ですが、これは一体何でしょうか?
ここで問題なのが、健康と不健康の定義がどのように区別されているのか、ということです。
以前は、国民生活基礎調査に於いて、あなたの健康状態を尋ねられ、「よい」「まあよい」「普通」と答えた方を「健康」。「あまりよくない」「よくない」と答えた方を「不健康」としていました。
その後は、要介護2~5の認定を受けている方を「不健康」、そうでない方を「健康」とみなすのが一般的になりました。
分かりやすく言うと、日常生活動作が自力で出来ない状態が「不健康」、日常生活動作が自力で出来る状態が「健康」ということになります。
つまり、現在「不健康」の方が、何歳から日常生活動作が自力で出来なくなったか!その平均年齢を割り出し、その状態に至るまでの平均年齢が「健康寿命」ということになります。
よって、平均寿命から健康寿命を引いた数字が「不健康」の平均期間だそうです。
因みに、この不健康(寝たきり、認知症など)の平均期間は男性は10年前後、女性は12年前後だそうです。
しかしここで疑問が生じます。
最初に述べたように、平均寿命とは平均余命のことです。
寿命から寿命を引くというのなら、まだ分かりますが、「余命から寿命を引く」という計算が本当に正しいのでしょうか?
専門家の方でも、どなたでもいいので、だれか教えてくれませんか!
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