二度と挙がらないと断言された患者さんの肩
- kinnikucamp
- 2022年7月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年7月14日
よく耳にする、四十肩、五十肩!いわゆる肩関節周囲炎てやつ。
来院されたその方は、数年前に家で転倒した時に、角に肩を激しくぶつけてしまい、それ以来肩が前方、側方、後方ともに30~50度くらいしか挙がらなくなってしまったという!
ドクターの診断によると、骨折は確認できないものの、「骨膜が裂けたかも知れない!」と言われたそうで、「骨折が無いのに骨膜が裂けることって!?」と疑問に思いながらも、その患者さんがご高齢ということもあり、回復は困難と判断したのかも知れない!
ドクターからは、「ケガが治るまでは安静にし、ある程度回復したら、今以上に可動域が狭くならないように、アイロン運動を毎日するように」と言われたそうです。
その患者さんは数年間、真面目に毎日続けたそうです。
そして、私が接骨院を開院した初日、ご近所だったということもあって、朝一番で来院されました。
可動域チェックをすると、確かに振り子の幅くらいしか肩関節が動かない!しかも肩だけではなく、全身の筋肉がかなり固い!さらに話を伺うと、最近では脚にも力が入らず、歩くこともままならないということ!まあこれだけ固ければ、それも不思議なことではない。
私は、この肩関節の可動域の狭さは、全身の筋肉の固さと、筋繊維の癒着にある、と判断し、先ずは、関節の動きを妨げているであろう筋肉から、緊張と癒着を開放していった。
そして再び可動域チェック!
すると、施術前は、どんなに頑張っても45度くらいしか挙がらなかった肩が、一回の施術で顔の近くまで挙がってしまった!時間にして約10分!
その患者さんは、「数年間挙がらなかった肩が、たった10分で!?」と驚いた様子!
そして、残りの筋肉を全部緩め、再び可動域チェックと歩行チェック!
関節は、さらに可動域を増し、歩行も問題なくスムーズにできるようになった。
ここまで言うと、いかにも私が、「ドクターよりも優れている治療家だ!」と言っているかのように聞こえるかも知れませんが、そういうことではありません。
これは、普通の治療家であれば、それほど難しい施術ではありません。
つまり、ドクターにはドクターのやるべき仕事があり、我々治療家には治療家のやるべき仕事がある!何度も言いますが、決してドクターの悪口を言っている訳ではありません。
ドクターが専門にやる仕事を治療家に振られても困りますし(解決する場合もありますが)治療家が専門にやる仕事をドクターに振られても困る訳です!
野菜を買おうと思って、電気屋さんに行っても野菜は売ってません!
電化製品を買おうと思って、八百屋に行っても電化製品は売ってません!
でも、世の中にはどちらも必要です。利用する側が相手に求めるものを間違わなければ。
ちょっと例えが変!?かも知れませんが、たぶんそういうことです。
なかなか治らなくて諦めてる方!もしかして相手に求めるものを間違ってませんか?
体の不調でお困りの方は、当院で解決できる可能性は充分あります。
まずはご相談下さい。
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